厳しい暑さが続いていますが、朝夕は過ごしやすくて少しずつ秋の気配を感じますね。
秋が近づくと多くの人が気になり始めるのが乾燥。
これ言っても大体信じてもらえないんですが、立秋(8/8)過ぎたら乾燥による肌の不調を訴える人が増えます。
— モヨ姐@スキンケアブランド元BA (@Moyo_sec) 2023年8月10日
特に多いのは「メイクが綺麗にのらなくなった」「化粧水の浸透が悪くなった」「入浴後つっぱり感が強くなった」
当てはまる人、乾燥しやすい人は保湿重視ケアに早めに切り替えてください!
もう、気になってる!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
もともと乾燥しやすい人は特に気を付けたいですが、オイリー気味な方も要注意。
水分量の減少により、油分と水分の量がアンバランスになった肌は肌荒れが発生しやすいとも言われています。
乾燥対策と聞くとほとんどの人が「高保湿なスキンケアに切り替える」と考えるはず。
だけど、乾燥を感じるタイミングによっては、高保湿スキンケアへの切り替えが必ずしも功を奏すわけではありません。なぜなら、乾燥を引き起こしている原因が異なるからです。
そこで今回は、乾燥を感じるタイミングに合わせた効果的なスキンケア方法をまとめてみました。
意外と知られていない落とし穴も解説していますので、ぜひ最後まで読んで、秋冬を健やかな美しい肌で乗り切ってくださいね。
起床後すぐに乾燥を感じる
朝起きた直後の肌を観察してみてください。
①大きくあくびをしたら、口元・目元がつっぱっている感覚がある
②肌にしっとり感(肌が手に吸い付く感覚)がなく、パウダーをはたいたかのようにサラサラとしている
このように感じることがあったら、乾燥していると考えられます。
①は水分が、②は水分も油分も足りていない可能性アリ!
対策①:夜のスキンケアを変更する
翌朝までしっとり感が続かない場合は、前夜に使用したスキンケアアイテムに原因があることが多く、「塗布量が少ない」「保湿力が合っていない」のいずれかが考えられます。
まずは乾燥を感じる部分に塗る量を普段の1.5倍ぐらいにしてみましょう。
「何となく乾燥してきた気がする。そろそろスキンケア変えよう」と思っているそこの貴方。まずは今使っている乳液orクリームの塗る量を増やしてみてください。顔全体に塗る量ではなく、乾燥部位に塗る量のみ増やすのです。就寝前にしっとり感が無ければ重ね塗りを。それだけで解決することがあります。
— モヨ姐@スキンケアブランド元BA (@Moyo_sec) 2023年8月25日
寝る直前に肌に触れてしっとり感がなければ、乳液かクリームを少量塗り足すのも有効です。それでも翌朝までしっとり感が続かない場合は、使用アイテムの保湿力が合っていません。
いさぎよく、使用アイテムを変更しましょう!
お気に入りのスキンケアブランドがある人は、カウンターやチャットでより高保湿なアイテムがないか、相談するのがおすすめ。
ほとんどのブランドがサンプルやトライアルセットから試せるので、様々なアイテムを試してお気に入りを見つけてくださいね。
対策②:美容液を追加する
保湿専用美容液や、目元口元専用クリームをプラスしてみましょう。
皮脂量がもともと少ない人は、オイルリッチな美容液の方が翌朝までしっとり感が続きやすい傾向にあります。
オイル系美容液特有の油膜感が苦手な人、絶対にべたつきたくない人は、インナードライ肌向けの美容液がおすすめです。
対策③:加湿器を使用する
秋になるにつれ、湿度はゆっくりと低下していきます。
外気の湿度が下がると肌からの水分蒸発量は増えるとされており、冬の乾燥肌を作り出す大きな原因に。
特に乾燥注意報が発令されることの多い太平洋側や、内陸部にお住まいの方は要注意!肌荒れの原因は、使用しているスキンケアではなく、室内の低湿度状態が原因かもしれません。
日本海側に美肌県が多いのは冬の高湿度が理由と言われるほど、湿度は美肌を保つ上で実はとても重要なエッセンスなんです。
一般的に、室内の湿度は50%未満にならないよう管理すべきとされています。
湿度の低下が気になり始めたら、加湿器の稼働を検討してくださいね。
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日中の活動中に乾燥を感じる
起床時はしっとりといい状態だったのに、お仕事中や家事の最中に乾燥を感じる時ありませんか?
①朝メイクをしてお昼ごろには目元や口元のつっぱり感がある
②夕方になるにつれて、目元に細かなシワが入る
この二つは非常によくある乾燥サインです!
対策①:保湿力の高いベースメイクに変更する
意外な落とし穴なのがベースメイクの保湿力。
皮脂崩れを強力に予防してくれるベースメイクを、夏の間に使用していた人は特に多いケースです。
夏はちょうど良くても、気温が下がり汗・皮脂を感じにくくなると保湿力が物足りず、皮脂腺の特に少ない目元や口元がパサパサしてくることがあります。
そういった場合は「しっとりタイプ」「乾燥崩れを防ぐ」と書かれた下地やファンデーションに変えましょう。
お顔の中にベタつく部分と乾燥する部分が両方ある場合は、ベタつく部分にのみ皮脂崩れ防止下地やパウダーを使用するのもおすすめ。
少々面倒ですが、部位別にアイテムを切り替えると綺麗が長続きしやすくなります。
対策②:朝のスキンケアを変更する
日中しっとり感をキープできない場合は朝使用しているアイテムの「塗布量が少ない」「使用品の保湿力があっていない」といったケースが考えられます。
基本的には「起床後すぐ乾燥を感じる」の項と考え方は同じです。
乾燥しやすい部位には多めに塗布、それでも解決しない場合はアイテムの変更・追加のタイミングと言えるでしょう。
ですが、夜のスキンケアと朝のスキンケアの異なる点が一つあります。
それは朝のスキンケア直後にメイクをするということ。
乳液やクリームをたっぷりと塗り過ぎると、メイク崩れの原因になります。ワセリンやミネラルオイルのような油膜感の強いものを多く含むアイテムは、特にメイク崩れが早くなりがち。
保湿力の高いアイテムを使用する場合は
①皮脂分泌が比較的多いTゾーンへの塗布は少量にする
②スキンケアが馴染むまで待つ
③馴染むまで待てない場合は、2つ折りにしたティッシュでそっと抑えて余分な油分を取り除く
この3つの対策が有効になるので、覚えておいてくださいね。
入浴後に乾燥を感じる
秋冬になると非常に増えるのが入浴後の乾燥。ほとんどの人が感じたことがあるのではないでしょうか。
ちょっとつっぱるかな?程度であれば、秋冬はよくあることなのであまり気にする必要はないと個人的には思いますが、急いで化粧水をつけたくなるほどのつっぱり感は要注意。
その状態が連日続くと乾燥状態が常態化し、真冬には敏感肌状態になってしまうことも…
対策①:しっかりと泡を立てる
入浴後に強いつっぱり感=乾燥を感じる人のほとんどが洗顔の仕方に問題アリ!
特に多いのが泡立て不足です。
花王の研究によると、キメの細かい泡ほど皮脂を吸着し、肌に残留させたくない洗浄成分(界面活性剤)が流れ出るのを防ぐことができるということがわかっています。
洗顔料はしっかりと泡立てないと、優しく洗ってしっかり落とすことができないんですね。
泡立てネットを使用してふわふわの濃密泡を作るか、泡立てが苦手な人や時短ケアがしたい人は泡で出てくる洗顔料を活用しましょう!
対策②:入浴後はすぐに保湿する
過乾燥(かかんそう)という言葉を聞いたことはありますか?
入浴後、肌に何もつけない状態でいると、入浴前よりも肌の水分量が低下することを過乾燥といいます。
温泉医科学研究所の調査によると、入浴後10分以内が保湿リミットだそうです。他社のデータによっては5分以内とされることも。
これが週に1-2回ぐらいのことであれば、保湿をいつもよりしっかりと行ったり、シートマスクで潤いを補給することで、ぶっちゃけなんとかなると思います。
だけど、10分以上経ってからの保湿が習慣化している人は要注意!
私が今まで担当させていただいたお客様も、冬に乾燥がひどくなる方のほとんどが入浴後すぐに保湿しておらず、30分~1時間後に保湿するという方が多かったのを記憶しています。
秋~冬は導入美容液や化粧水を脱衣所に持ち込んで、体を拭いたらすぐに塗れるようにしておきましょう!
また、育児などで入浴後すぐに保湿できない方は浴室内で使用できる保湿剤を使用すれば60分後まで過乾燥を防ぐことができたというデータも。
浴室内で使用できる保湿ローションが各社から販売されているので、可能な範囲で取り入れるのをおすすめします。
画像は全て下記より引用いたしました。
入浴後につっぱり感がひどくなると、洗顔アイテムを見直そうとしがちですが、一度ご自身の洗顔方法が肌に負担をかけていないか、今一度点検してみてくださいね。
秋の不調は春まで続く
秋に感じた乾燥をそのままにしておくと、一気に湿度が下がる真冬に乾燥状態が悪化。
粉ふき・皮むけなど敏感肌状態が出る人も少なくありません。
その状態で春を迎えると、花粉や黄砂の刺激をダイレクトに受けてしまい、ヒリつき・かゆみ・化粧水が沁みるといった症状が出ることも。
そして最も恐ろしいことに、そうした春の肌荒れはGW頃まで続きます。
秋の乾燥は放置せず、早めに対策をとるようにしましょうね!
以上、モヨでした。
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